ソーシャルゲーム利用者の4割が課金経験、理由は「クリアしたいから」が最多


 株式会社ネオマーケティングは28日、ソーシャルゲームに関する実態調査の結果をとりまとめた。それによれば、ソーシャルゲームの課金経験率は42.6%に上ることが分かった。調査は5月10日、11日、ソーシャルゲームの経験者500人を対象にインターネット経由で実施したもの。

 調査によれば、ソーシャルゲームを現在も利用していると答えた人は59.6%。ソーシャルゲームで使う(使っていた)端末では、「携帯(ガラケー)」が51.0%で最も多かったほか、「スマートフォン」が35.4%、「タブレット」が5.6%と続き、その他は28.6%だった。

 現在利用しているソーシャルゲームのジャンル(複数回答)としては、1位が「育成・シミュレーション」(58.2%)、2位が「RPG」(35.6%)、3位が「パズル」(33.5%)、4位が「ボード・カード」(23.0%)、5位「アドベンチャー」(18.4%)だった。

利用しているソーシャルゲームのジャンルについて

 また、携帯・スマートフォン・タブレットでソーシャルゲームを利用している(していた)人に対して、ソーシャルゲーム上で課金をしたことがあるかを聞いたところ、「ある」が42.6%だった。

 課金の理由については、1位が「課金してイベントをクリアしたいから」(45.3%)、2位が「少額だから」(32.4%)、3位が「多少の課金なら趣味の範囲として高いわけではないから」(29.4%)、4位が「課金しないとゲームが思うように進まないから」(26.5%)、5位が「課金で強くして他の人に負けたくないから」(25.3%)だった。

課金の理由について

 平均の月額課金金額としては、1位が「1~1000円」で42.9%。2位が「1001~2000円」で22.4%、3位が「2001~3000円」で13.5%。また、月額で課金した最高金額についても1位が「1~1000円」で24.7%、2位が「1001~2000円」で14.7%、3位が「2001~3000円」で14.1%と順位は同じ。ただし、中には「20万1円以上」という人も0.6%いた。

 一方、ソーシャルゲームで課金をしないと答えたのは57.4%。その理由(複数回答)として最も多かったのは「課金する気は全くないから」が80.3%、次いで「一度課金をしてしまうとキリがないから」が27.9%、「課金しなくても十分楽しめるから」が23.1%と続いた。

平均の月額課金金額について

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(増田 覚)

2012/5/29 06:00