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アライドテレシス、無線LAN高速認証技術「IEEE 802.11ai」の実証実験に協力

 アライドテレシス株式会社は、2月21日に京都大学で実施される「無線LAN高速認証技術の実証試験」に協力すると発表した。

 実証実験は、総務省とWi-FILS(Wifi-Fast Initial Link Setup)推進協議会の連携により行われるもの。「IEEE 802.11ai」として標準化が進められている、無線LANの認証・接続にかかる時間を従来の300分の1程度に短縮する高速認証技術を実証する。アライドテレシスでは実証実験に、対応アクセスポイントやタブレット端末などの提供、システム設計において協力する。

 技術の標準化については、アライドテレシスグループの起案により2010年5月からスタディグループが設置され、2010年12月にIEEE SAボードにおいてタスクグループ(TG)IEEE 802.11ai(Fast Initial Link Setup)設置が承認。2011年1月から標準策定に向けた具体的な作業が進められており、アライドテレシスグループからはIEEE 802.11aiのTG議長、セクレタリーを輩出している。

(三柳 英樹)