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JPCERT/CC、「法人におけるSNS利用に伴うリスクと対策」レポート公開

 JPCERT/CCは1日、「法人におけるSNS利用に伴うリスクと対策」と題したレポートを公開した。

 SNSはインターネット利用者が情報を発信するメディアの1つとして、人と人とのつながりを促進・サポートする機能を有するコミュニティ型の会員制サービスとして、世界中で利用者を増やしている。利用増加に伴い、法人においてもSNSを活用して、顧客やSNS利用者からのストレートな声を体系的に集め、商品やサービスの改善の参考にしようとする動きも見られる。

 その一方で、利用上の不注意が原因でネガティブな法人イメージを与えることになった失敗事例もあれば、法人としてはSNSを利用していなくても従業員が個人として行った発言が発端で、法人が非難の的になる事例もある。

 同レポートでは、日本国内および諸外国におけるSNSに起因する脅威とセキュリティ対策の現状について、公表されている情報を収集するとともに、国内SNS提供事業者およびセキュリティベンダへインタビューを行い、それらの情報を基盤として考察を加え、SNSの利用に関連して法人が取るべき対策についてまとめている。

 具体的に、SNSの利用実態から始まり、SNSの特性とそれが招く危険性、法人が留意すべきSNSによるリスク、法人が取るべき対策などが24ページにわたって記載されている。

(川島 弘之)