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JPNE、IPv6/IPv4接続をISP事業者向けに提供する「v6プラス」開始

 日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)は18日、NTT東西の「フレッツ 光ネクスト」を利用しているISP事業者向けに、IPv6とIPv4のインターネット接続サービスを提供する「v6プラス」の提供を開始した。

 JPNEでは、フレッツ 光ネクストを利用したIPoE(ネイティブ方式)による、IPv6接続のローミングサービスをISP事業者向けに提供している。フレッツ 光ネクストを利用したIPv6接続サービスには、IPoE(ネイティブ方式)とPPPoE(トンネル方式)の2種類があるが、IPoE方式は対応アダプター設置の必要がなく、宅内環境は従来のままでIPv6接続サービスが利用できる点などがメリットとなる。

 「v6プラス」では、IPv6接続に加えてIPv4接続もISP事業者向けに提供する。ISP事業者にとっては自社で調達するよりも低コストでネットワークの利用が可能となり、ユーザーにとっては下り最大1Gbpsでの通信が利用可能になるといったメリットがあるとしている。

 また、v6プラスでは、NTT東西が事業者向けに提供しているソフトウェア配信サービス「フレッツ・ジョイント」を活用。ユーザーが自宅で利用しているホームゲートウェイに対して、v6プラスを利用するための設定を自動的に行う環境を提供するため、ユーザー側でホームゲートウェイの設定を行う必要はない。

 JPNEでは、v6プラスのサービス開始に合わせて、フレッツ 光ネクストの利用者を対象とした無料の試験サービスを実施する。提供期間は4月18日~5月31日。

v6プラスの概要

(三柳 英樹)