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データホテル、13段階のプランを無停止で切り替えられる新サーバーサービス

 株式会社データホテルは24日、クラウドブランド「EX-CLOUD(エクスクラウド)」において、13段階のプランを無停止で切り替えられるサーバーサービス「クラウドシリーズ」を開始した。従来の「EX-SCALE」サービスの後継となる。なお、EX-SCALEは新規受付を停止する。

 クラウドシリーズでは、CPUコア数やメモリ容量、ディスク容量の組み合わせで13段階のプランを設定。無停止でプランを変更してスケールアップやスケールダウンができるのが特徴だ。これにより、台数を増やすのではなく1台の仮想サーバーのスペックを上げたいケースや、スケールアウトによる構成の変更を避けたいケースなどにも対応する。課金は月単位。また、サポートや一部機能をオプションにして価格を下げたセルフサービスタイプの「LCC(ローコストクラウド)」料金も、各プランに対して設ける。

 13のプランは、「スタンダード」5プラン、「ラージ」5プラン、「エクストララージ」3プランからなる。価格は、最も低価格な「スタンダード1」プラン(1コア、メモリ3GB、ディスク50GB)が標準価格で月額4620円、LCC価格で3150円。最もハイスペックな「エクストララージ3」プラン(12コア、メモリ72GB、ディスク1000GB)が標準価格で月額8万5680円、LCC価格で6万8460円。従来のEX-SCALEが月額1万500円からで、比較すると「スタンダード1」はその半額弱となる。

 サーバーの仮想化技術としてはコンテナ型の「Virtuozzo」を採用。「エクストララージ」では1台の物理サーバーを1つの仮想サーバーが専有する形となる。プラン変更においては、必要に応じてライブマイグレーションが実行される。OSはCentOS 6/5。ディスクは、EX-SCALEがSATAモデルだったのに対し、SASモデルとなる。

 また、通常の料金内でバックアップ領域を10GBまで料金内で利用でき、LCC以外ではLAN接続や共用ロードバランサーも用意。オプションで、共用ファイアウォールやサーバー管理ツール「Plesk」などにも対応する。

(高橋 正和)