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YouTube、定期購入型の有料動画配信サービスを試験的に開始

 米YouTubeは9日より、定期購入型有料チャンネルでの動画配信サービスを、一部のパートナー企業と連携して試験的に開始した。料金はチャンネルによって異なるが、月額0.99ドルから。現在は、ほとんどの作品が英語制作だが、日本国内からも総合格闘技「UFC」やNational Geographicのキッズ版などを視聴できる。

有料チャンネルの利用イメージ(公式ブログより画像転載)

 新サービスでは、各チャンネルごとの定額料金を月々支払うことで、多数の動画を見ることができる。14日間無料体験が用意されるほか、一部チャンネルでは年間契約割引制度も設けている。また、一度購入すれば、PCのほか、携帯電話やタブレットなど複数の対応端末から視聴可能としている。

 有料チャンネルは現在53種類ラインナップされているが、日本から視聴できるチャンネルは一部に限られる。一例として、総合格闘技チャンネルの「UFC Select」は月額600円。試合の模様を中心に約20種類の動画が視聴できる。

 YouTubeでは、有料チャンネルのサービスを「pilot program」と位置付けており、段階的な拡大を予告している。近日中にはチャンネルの追加が行われる見込みだ。

(森田 秀一)