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Blinkエンジン採用のSleipnir 4 ベータ版が公開

 フェンリル株式会社は23日、ブラウザー「Sleipnir 4 for Windows (Blink Engine Preview Build)」を公開した。描画エンジンを「WebKit」から「Blink」へ変更したのが最大の特徴。同社公式ブログからダウンロードできる。

「Sleipnir 4 for Windows (Blink Engine Preview Build)」(公式ブログより画像転載)

 Blinkは、WebKitの開発過程から派生した新興の描画エンジン。オープンソースブラウザー「Chromium」ではもともとWebKitを採用していたが、今後Blinkへ変更することが予告されている。

 Blink採用版のSleipnir 4では、描画速度などが高速化しているという。なお、ChromiumのBlinkエンジン対応版が公開され次第、Sleipnir 4も追随し、自動アップデートを行う予定。

 フェンリルは4月の段階で、WebKitからBlinkへの変更について調査を行うと発表していたが、その成果物として今回リリースされた。ベータ版という位置付けで、既存のSleipnir 4に対して上書きインストールするとダウングレードできない制限がある。

(森田 秀一)