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サイト訪問者のCPUパワーで仮想通貨の採掘を行う「Coinhive」がサービス終了、その原因は

 仮想通貨のマイニングサービス「Coinhive」が、3月8日をもってサービスを終了することを発表した。

 これは2月26日付で同社ブログで告知されたもので、サービス終了の理由としては同サービスが使用している仮想通貨「Monero」のハッシュレート(採掘速度)が低下し、価値が85%も低下したこと、また、3月9日にハッシュレート低下の原因となったハードフォークが再度予定されていることが挙げられている。ウェブサイトにJavaScriptを埋め込むことで訪問者のPCのCPUパワーを使って仮想通貨の採掘を行う手法で注目を集め、それらを実行したサイトの管理者が家宅捜索を受けた件が日本では「Coinhive事件」と呼ばれるなど、その名前にマイナスイメージがついてしまったCoinhiveだが、今回のサービス終了は日本でのこの一件が関係しているわけではないようだ。なお、仮想通貨の残高は、4月30日までに最小支払額を超えた場合は、支払いが行われるとされている。