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朝日新聞社、過去30年分の記事データを用いた見出し自動生成APIを無料公開中

 本文を入力すると見出しを自動的に生成してくれるAPIを、朝日新聞社が公開している。利用は無料。

 これは人工知能研究を行っている朝日新聞社メディアラボが検証を目的として公開しているもので、記事本文を入力すると、機械学習によって要約を行い、見出しを自動的に生成してくれるというもの。朝日新聞が保有している過去30年分のデータをディープラーニングの機構を用いて学習させているとのことで、文字数の指定ができるのはもちろんのこと、複数の候補を出力した中から最もふさわしいものを人の目で選ぶなど、現場のやり方に応じた実用的な使い方にも対応している。まだまだ完璧というわけではないようで、インタビューや「ですます調」の入力のように新聞記事のスタイルから逸脱した文章は破綻しやすいなどの問題点があるようだが、2019年8月末までは1APIキーあたり1日50回のリクエストが可能なようなので、どの程度使えるのか試してみてはいかがだろうか。