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亡くなった人をSMSやメールのデータからボットとして「復元」、Microsoftの特許が話題に

 Microsoftが、故人の残したSMSやメールのデータを用い、チャットボットとして故人を復元するための特許を取得していることが明らかになった。

 この特許は、SMSやメールに投稿されたテキストデータを取り込み、故人の複製とも言えるチャットボットを作成するというもの。さらに画像や音声データも利用し、故人の2Dもしくは3Dモデルを動かすことも、特許の範囲に含まれている。具体的に何らかの製品やサービスをリリースする話は現時点ではないようだが、これが実現すれば、いまなお生存する人のバックアップを作成したり、また歴史上の著名人を復元することも可能とみられ、2020年12月に取得されたこの特許に注目が集まっている。ちなみに同社以外にも、残されたデジタルデータを用いて故人を再現しようとする試みを行っている企業はいくつかあり、昨年には韓国で、3年前に亡くなった娘とVRで「再会」を果たした母親のドキュメンタリー番組が放映されて話題になったこともある。