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東京大学総合図書館のデジタルアーカイブ資料、Internet Archiveからの閲覧が可能に

 東京大学総合図書館とInternet Archiveが提携を発表した。同図書館が所蔵しているデジタルアーカイブ資料の一部が、Internet Archiveから利用可能になる。

 これは同大学が2017年から行っている「デジタルアーカイブズ構築事業」でデジタル化された学術資産について、Internet Archiveから検索および閲覧が可能になるというもの。今回の対象となるのは、すでに同大学の総合図書館が公開している資料のうち、事前申請不要で利用できる25コレクション・4180点で、「災害」「温泉案内」「名所案内」などのタグを使っての絞り込みも行える。もともと単体でも公開されていたデジタル資産だが、世界最大級のプラットフォーム上で共通のUIを用いて検索・閲覧が行えることで、さらなる活用が期待できる。同様の動きが他の大学などに広まれば、Internet Archiveを通じてあらゆる大学のアーカイブが串刺し検索できる――そんな未来も遠い日のことではなさそうだ。