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Googleが導入予定の広告表示技術「FLoC」、他のブラウザベンダーはそっぽを向いたまま

 Googleが導入を計画している広告表示技術「FLoC」への反発が他のブラウザベンダーの間で強まっている。

 「FLoC(Federated Learning of Cohorts)」は、似た閲覧履歴を持つユーザーをグループに分けることで関連性の高い広告を表示する技術で、現状のサードパーティCookieを置き換えるものと説明されているが、正しく実装される保証はなく、ユーザーのプライバシーが筒抜けになる懸念が噴出している。これに対し、Chrome以外のブラウザベンダーのうちBraveとVivaldiはすでにFLoC無効化を表明しているほか、EdgeやMozilla、Operaからも現時点で前向きな反応はなく、いまのところ四面楚歌といった状況だが、もっともブラウザシェア1位のChromeに実装されればその影響力は大きく、予断を許さない状況だ。ちなみに試験運用はすでに日本を含む地域で始まっており、これらに参加したくない場合はオプトアウトする必要があるが、管理コンソールの提供はいまのところ始まっていない。またDuckDuckGoはFLoCを無効化するChrome拡張機能を申請予定としているが、これが承認されるかは不透明だ。