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BlackBerryのライセンスを取得のベンチャーが会社閉鎖、「BlackBerry」復活は幻と消える?

 BlackBerryのライセンスを取得し、新端末の発売を予告していたOnwardMobility社が、会社の閉鎖を発表した。

 同社は2020年、BlackBerryの契約を終了したTCLに代わり、新たにライセンスを締結したことを発表。並行して、2021年内に欧米でBlackBerryの新端末を発売することを予告していた。この新端末は5Gに対応するほか、物理キーボードを搭載することが明らかになっており、当初からハードウェアの製造元も明かされるなど情報も具体的だったことから、後継モデルを待望する古くからのBlackBerryファンは歓喜したものだが、結局、2021年を過ぎても発売にまつわる動きはなく、さらに今月に入ってから同社が持つBlackBerryのライセンスが失効したとの未確認情報が出回り、ファンを不安視させていた。今回の発表では、会社が閉鎖されることを除いては具体的な事情は一切記されておらず、理由は全く不明なまま。同時に、これまで取り組みについて記していたブログも閉鎖に至っており、アナウンスを除いては完全に“なかったこと”になっており、ファンの失望は大きそうだ。