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営業終了の京急油壺マリンパーク、装いも新たにVR空間上で再オープン。過去資料も展示

 2021年9月に営業を終了した京急油壺マリンパークが、装いも新たにVR空間上で再オープンしたことが明らかになった。

 これは2021年9月30日に惜しまれながら53年の歴史に幕を下ろした神奈川県三浦市の水族館「京急油壺マリンパーク」の施設を、VR空間上にまるごとデジタルアーカイブしたもの。単に既存の施設にあった展示を再現しただけではなく、最終日に行われていたイルカやアシカのショーをバーチャルで鑑賞できるほか、京急油壺マリンパークの建設当時の貴重なアルバム資料や過去のパンフレットなどのアートワーク、また、クラウドファンディングで支援したユーザーのメッセージなども表示されるなど、VRならではのコンテンツも多数用意されている。ヘッドマウントディスプレイを利用したVR表示のほかにも、ブラウザ上での表示、さらにモバイルでの表示など、入場方法も多岐にわたっている。水族館や博物館など、既存施設の閉館にあたってVRへと移転させるロールモデルとなる可能性もありそうだ。