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JPEGの次世代フォーマット「JPEG XL」、Google Chromeでのサポート取りやめ計画が判明し波紋

 JPEGの次世代フォーマット「JPEG XL」のサポートを、Google Chromeが取りやめる計画があることが判明し、波紋を広げている。

 JPEG XLは、現行のJPEGよりも高い圧縮効率を誇る次世代の画像ファイルフォーマットで、2017年に公表、2019年にはリファレンスが公開されたのち、2021年10月に正式に規格化。極めて順調な道のりを歩んできたが、2021年5月から同規格を試験的にサポートしてきたGoogle Chromeが、Chrome 110でこのJPEG XLを非推奨にする計画を記したコミットが存在することが明らかになった。このコミット自体が保留状態にある理由は明らかになっていないが、同社がWebPの後継として推進しているWebP2はJPEG XLと真っ向からぶつかる存在なだけに、積極的にサポートするわけにはいかなかったのではと見る向きもある。いまのところ正式な発表はなく、続報が待たれるところだ。