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YouTubeの取締強化で広告ブロックツールを削除する人続出、一方で導入する人も続出?

 YouTubeが広告ブロックツールの取り締まりを強化したことで、同ツールをアンインストールする人が激増する一方、新規にインストールする人もまた激増していることが明らかになった。

 YouTubeでは先日来、広告ブロックツールを導入しているユーザーに対する取り締まりを強化しており、そうしたツールを提供しているAdGuardによると、1日あたりのアンインストール数が、最大でこれまでの9倍近くに激増したとのこと。ところが一方でインストール数も急増し、その数はアンインストール数を超える勢いであるようだ。同社の有料ツールがYouTubeの取り締まりの影響を受けていないことが知れ渡るにつれ、いったんはアンインストールしたユーザーや、ほかの広告ブロックツールに見切りをつけたユーザーが大挙して移動してきたとみられる。これらアンインストールとインストールの同時増加はほかのツールでも起こっており、AdLockでは10月には1日あたりのインストール数とアンインストール数が前月よりも30%増加したことを明らかにしている。広告ブロックツールを排除しようとするYouTube側の狙いは、ある意味でうまくいっているものの、現状ではまだいたちごっこの域を出ていないようだ。