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理由は「品質の低さ」。Microsoft、Bingの採用提案をAppleに拒絶されていたことが判明

 Microsoftが過去にBingの採用をAppleに持ちかけるも、品質の低さを理由に拒絶されていたことが明らかになった。

 これはGoogleが米司法省との裁判の過程で提出した文書で明らかになったもの。それによると、Microsoftは2009年から2020年の間に少なくとも7回にわたって自社の検索エンジンBingをSafariの検索エンジンとして採用するようAppleに提案したが、いずれも失敗に終わっている。Appleは提案があるたびにデフォルトの検索エンジンであるGoogleとBingの比較を行ったが、品質面でGoogleを超える評価は得られず、また広告組織や収益化の方法についてもあまり好ましくなかったことから、採用に至らなかったとしている。Googleがこの事実を公表したのは、同社がウェブ検索業界で独占的であると主張する米司法省に対して、実際には競争が行われていることを示す目的とみられており、Microsoftは思わぬところからBingの評価の低さを公にされてしまった格好だ。