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Googleによるレビューの取り締まり、「否定的」より「肯定的」が削除されやすいことが調査で判明

 Googleが行っているレビューの取り締まりによって削除されているのは、否定的なレビューよりも肯定的なレビューの方が多いことが明らかになった。

 これは、ローカルSEOソリューションを提供するGMBapiが世界79カ国・500万件を超えるレビューを対象に行った調査によるもの。運営によって削除されるレビューといえば“フェイクレビュー”が代表的であり、対象を貶めるためにわざと否定的な評価を書き込むレビューが多いのではないかと思うかもしれないが、実際に削除されたレビューの割合は、5つ星をつけているレビューが73.1%と圧倒的に多く、2位である1つ星の12.8%と大きな差となっている。GMBapiによると、5つ星のレビューは偽物や報酬付きのコンテンツがないか精査されるのに対して、1つ星のレビューは不快な言葉やスパムとして削除されるケースが多いとのことで、そもそもの基準が異なっていることが、これだけ大きな差がつく理由のようだ。ちなみに、削除されたレビューで頻繁に見られる単語としては「良い」「サービス」「素晴らしい」「親切」「スタッフ」などの用語が目立っており、一般的な用語の繰り返しは削除のトリガーになる可能性があると同社は分析している。