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Googleマップのフェイクレビューにペナルティを導入へ。まずは事業者による“やらせ”からか

 Googleマップに投稿されるフェイクレビューの取り締まりに、Googleがようやく重い腰を上げたようだ。

 Googleマップにおけるフェイクレビューは、実店舗の売上に影響をもたらすなど、世界的に大きな問題になっている。今回Googleが更新したヘルプページでは、「事業者に関する虚偽の、あるいは報酬に基づくクチコミと評価を重く受け止めている」とし、違反行為が確認された事業者は、新しいクチコミ・評価を受け取ることができなくなるほか、既存のクチコミ・評価が非公開となり、フェイクレビューが削除されたことを消費者に知らせる警告がその事業者のビジネスプロフィールに表示されるとしている。こうした内容を見る限り、現時点で対象とされているのは事業者の違反行為だけで、一般ユーザーによる嫌がらせまでは考慮されていないようだが、最初にこのルールが適用された英国では実際にGoogleマップのレビューに警告メッセージが表示されたとの報告も上がっており、まずは一歩前進といったところだ。