米Microsoftは、Eolas Technologies社から起こされた特許訴訟に関連して、WindowsやInternet Explorerの仕様の一部を変更すると発表した。2004年初頭には、対応済みのバージョンを発表するという。
Eolasが起こした特許訴訟は、IEがプラグイン技術関連の特許を侵害しているというもの。Microsoftは訴訟に敗訴し、損害賠償として5億2,000万ドルの支払いを命じる判決を受けた。
敗訴に対応してMicrosoftが発表した仕様変更は、ActiveXコントロールを使用している一部のWebサイトに対するIEの処理方法など。ActiveXコントロールは、MacromediaのFlash、AppleのQuickTime、RealNetworksのRealOneといったプラグインソフトで利用されている。
仕様変更後は、同社推奨の変更を加えていないWebサイトを訪問した際、IEが関連のプラグインソフトをロードする前に、再生許可を求めるダイアログボックスがポップアップするようになる。Microsoftではパートナー企業と協力し、仕様変更後の新たなWebサイト構築ガイドラインを作成し、変更後にダイアログボックスが表示される必要のないWebサイト作りを手助けするとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://msdn.microsoft.com/ieupdate/
・ マクロメディア、IEの仕様変更に対応した無料ツールなどの提供開始(2003/10/08)
・ 米Microsoft、IEの仕様変更必須か~特許訴訟敗訴で(2003/09/04)
( 大津 心 )
2003/10/08 13:45
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