ヤフーとマイクロソフトは、迷惑メールに対策に共同で取り組むために設立した「迷惑メール撲滅連絡会」の第1回会合で話し合われた内容を発表した。第1回の幹事企業はマイクロソフト。
両社では、11月に「迷惑メール対策連絡会」設立を発表。第1回目の会合にあたる今回はまず、会の名称を「迷惑メール撲滅連絡会」に正式決定した。ヤフーは、「迷惑メールを撲滅するというメッセージを込めた」と意気込みをコメント。今後の活動については、各社で分担しながら迷惑メールの事例を収集していく。Yahoo! JAPANでは、迷惑メールへの対抗措置を検討。MSN Japanでは事例収集するために社内ボランティアを募集するという。また、行政庁と情報交換するためのミーティングや、法制度の勉強会を実施し、米国の連邦法など海外の事例の分析を行なっていくとしている。
このほか、会合を偶数月の1日(休日の場合は翌日)に実施することや、庶務作業を行なう幹事企業は2カ月で交代することなど運営面についても話し合われた。今後はISPなど通信事業者に加え、メールでBtoCのコミュニケーションを行なっている企業に対して参加を呼びかけるためのガイドラインを策定する予定だという。
なお、第2回会合は、ヤフーが幹事企業となり2004年2月2日に開催する。
関連情報
■URL
Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
迷惑メール対策情報サイト(MSN)
http://safety.msn.co.jp/
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( 鷹木 創 )
2003/12/04 21:02
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