マイクロソフトは、全国の都道府県警察からの問い合わせに対応する窓口を開設した。増加するハイテク犯罪の防止が目的だ。
問い合わせ窓口では、オークションサイトやP2Pによる著作権侵害行為や、コンピュータウイルスの頒布行為など、ネット上の不正行為に対する捜査協力を行なう。また、マイクロソフトの製品やサービスの使用方法や、IT用語に関する説明など幅広く対応するという。
マイクロソフトでは、「これまで代表電話やカスタマーサポートで警察からの相談に対応していた。2003年だけで警察からの問い合わせ件数は数百件に及び、ハイテク犯罪の増加も考慮し専用窓口を開設した。今後も犯罪防止に向け、関係機関と積極的に連携していく」とコメント。個人情報については、JIS Q 15001のガイドラインや個人情報保護法に基づいて規定された個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムに従って扱うとしている。
なお、警察庁発表による2003年上半期のハイテク犯罪の検挙数は532件。前年同期と比較してで44件、約9%の増加となった。相談受理件数では前年同期より10,002件増加し、19,097件となっている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1788
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( 鷹木 創 )
2003/12/08 13:07
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