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ISDAS観測グラフ。1月1日以降ICMPパケットとTCP135番ポート宛のパケットが大きく減少していることがわかる
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有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7日、11月から運用を開始している「インターネット定点観測システム(ISDAS)」の観測結果を公開した。現在、Webサイト上で閲覧できる。
ISDASは、インターネット上に設置した複数のセンサーから得られるログ情報を解析し、情報提供するもの。ISDASの観測結果によると、1月1日以降にウイルス「Welchia」が発信するICMPパケットとTCP135番ポート宛のパケットが減少したという。
このことから、JPCERT/CCは「Welchiaの感染活動は減少していると推測できるが、Welchiaが利用する脆弱性が修正されたわけではないため、同じ脆弱性を利用した新しいウイルスが発生する可能性もある。したがって、引き続き注意が必要だ」とコメントした。
関連情報
■URL
インターネット定点観測システム
http://www.jpcert.or.jp/isdas/
・ ウイルス「Welchia」が活動停止し、ICMPパケットが減少~警察庁調査(2004/01/06)
・ JPCERT/CC、インターネット定点観測システムの情報公開を開始(2003/12/10)
・ JPCERT/CC、セキュリティ予報のためのインターネット定点観測システム(2003/11/05)
( 大津 心 )
2004/01/07 13:31
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