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米Googleの従業員がソーシャルネットワークサイト「Orkut」開設


サイトの左下に「in affiliation with Google」との説明がある
 米Googleの一従業員がソーシャルネットワークサイト「Orkut」を開設したことが明らかになった。友達の友達を紹介することで人間関係を広げていくことができるサービスを提供しており、他の多くのソーシャルネットワークサイトとよく似ている。現在Orkutに加入するためには誰かの紹介を得なければならず、現実にはGoogleの従業員が使用している状況だ。なお、このサイトは「in affiliation with Google」と自らの素性を説明するに止まっている。

 このサイトを開設したのは、GoogleのエンジニアであるOrkut Buyukkokten氏。Google広報の説明によれば、このサイトはBuyukkokten氏が行なっている実験的なプロジェクトに過ぎず、「Googleの製品ポートフォリオの中に含まれていない」という。Googleのエンジニアは就業時間の20%を個人的な興味を持っている独自のプロジェクトに費やすことが推奨されており、Orkutもその一環として作成された。

 その一方でGoogleがソーシャルネットワークサイトに強い興味を抱いていることはよく知られており、ソーシャルネットワークサイトのFriendsterに対して買収提案を行なったと報道されたことがある。また、サーチエンジンとソーシャルネットワークの相性がよいのではないかという考えも徐々に広まっており、最近では両者を結び合わせたサーチエンジン「Eurekster」がオープンして話題を呼んでいる。こうした状況の中、Google広報では「Googleは現時点でソーシャルネットワークの分野に関する具体的な計画を何も持っていない」とコメントするに止まった。


関連情報

URL
  Orkut(英文)
  http://www.orkut.com/

Googleの買収提案を断った「Friendster」の人気が急上昇(2003/11/27)
利用者の友人の嗜好を利用したパーソナライズドサーチエンジン登場(2004/01/22)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/01/26 12:00

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