ライブドアは15日、同社の販売するソフト「LindowsOS」について、日本では引き続き「Lindows」の名称で販売を継続すると発表した。
LindowsOSの開発元である米Lindows.com社は14日、同社のOS製品の名称を「Linspire」に変更したと発表した。これは、米Microsoftが世界各国で同社を提訴しており、オランダやベルギーなどでは、Lindowsの製品名の使用を差し止める判決が下されたことによる。ただし、米国では現在係争中であり、米国内では今後もLindowsの名称を使用する予定だ。
LindowsOS日本語版の販売元であるライブドアはこれを受けて、日本ではLindowsの使用に関する問題は現時点で発生しておらず、名称を変更する必要がないと判断。今後も継続してLindowsOSの名称で販売を継続するほか、アップグレードや機能については何の変更も発生しないと発表した。
なお、米国Lindows.comのWebサイトおよび「Click-N-Run Warehouse」で使用される製品名称は変更されるが、ユーザーに関しては制限や変更は生じないとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://lindows.livedoor.com/news/detail.cgi?id=102
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( 大津 心 )
2004/04/16 12:21
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