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東日本で違法ファイル交換の損害賠償請求ハガキ、RIAJが詐欺に注意喚起


 日本レコード協会(RIAJ)は、同協会から委託を受けたと騙る損害賠償請求ハガキが送付されているとして、詐欺に注意するよう呼びかけている。

 差出人は「(株)グローバルジャパン」と名乗る会社で、ハガキには「貴方様がインターネットご利用時に使用されたファイル交換ソフトから違法な音楽データ等のやりとりが確認されました」「日本の著作権法では、これらの著作権及び著作隣接権の侵害行為は、民事上差止請求となります」などと書かれており、和解案として428,000円の損害賠償を請求しているという。

 27日に入ってから、実際にハガキを受け取った人からRIAJへの問い合わせが寄せられるようになったことで発覚した。問い合わせ件数は28日午後3時現在、約40件に達している。RIAJによれば、受取人は北海道から東京までの東日本に分布しており、今のところそれより西の地域では確認されていないという。また、これまでRIAJに問い合わせてきた人は、ファイル交換ソフトを使ったことがないようなユーザーが多いようだとしている。

 RIAJでは、グローバルジャパンとは一切関係はなく、損害賠償の請求を行なっている事実もないとしており、ハガキに記された連絡先には電話しないよう注意を呼びかけている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.riaj.or.jp/release/pr040527.html

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( 永沢 茂 )
2004/05/28 16:45

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