著作権法違反ほう助の罪で京都地検に起訴されていたWinny開発者の東京大学助手の男性(47氏)の保釈請求が1日、京都地裁に認められた。京都地検はこれに準抗告したが、棄却された。保釈金500万円を納め、47氏は同日夜に保釈されている。
47氏が逮捕・起訴されたことに対しては、ソフトウェア開発者などによる支援活動も展開され、支援団体や弁護団のもとに寄せられた支援金は1,500万円近くに達した。弁護団によれば、保釈金もこの支援金の中から拠出された。47氏は、多くの人が支援してくれたことに感謝の意を示すとともに、支援金の額に驚いているという。
なお、弁護団の開設していた支援金口座は2日付けで解約され、集まった支援金は弁護団から47氏本人に引き渡される。今後、支援金を受け付けるかどうかなどの方針は、本人や支援団体が中心となって決めていくことになるという。
関連情報
■関連記事
・ 京都地検、「Winny」開発者の47氏を著作権法違反ほう助の罪で起訴(2004/05/31)
・ Winny開発者の支援団体が公式Webサイト「freekaneko.com」開設(2004/05/20)
( 永沢 茂 )
2004/06/02 16:53
- ページの先頭へ-
|