マイクロソフトは、脆弱性修正プログラム「MS04-024」を適用したWindows NT 4.0で、デスクトップ上のショートカットが無効になる不具合を修正するプログラムを提供すると発表した。この修正プログラムを入手するには、同社のサポート窓口に電話などで連絡する必要がある。
MS04-024は7月に発表された「Windowsシェルの脆弱性」に関する修正プログラム。しかし、MS04-024を適用すると、Windows NT 4.0ではデスクトップ上のショートカットが無効になる不具合が確認されていた。なお、デスクトップではなくフォルダに収納されたショートカットは無効にはならない。
今回の不具合を修正するプログラムは、Windows NT Server 4.0 SP6a/NT Server 4.0 Terminal Server Edition SP6/NT Workstation 4.0 SP6aが対象。なお、MS04-024を適用したWindows XPでもネットワークトラフィックが増加するなどの不具合が確認されているが、こちらに関してはすでに修正プログラムが提供されている。
【8月18日 追記】
マイクロソフトでは当初、MS04-024を適用したWindows NT 4.0でデスクトップにあるショートカットのみが無効になるとしていた。しかしその後、ショートカットのある場所と異なるドライブにあるプログラムを指定したショートカットは機能しなくなる場合があると修正している。
関連情報
■URL
サポート情報(英文)
http://support.microsoft.com/default.aspx?kbid=871262
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( 鷹木 創 )
2004/08/12 16:49
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