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三菱マテリアル、商用版「SoftEther CA」をバージョンアップ


 三菱マテリアルは、VPN構築ソフトの最新版「SoftEther CA 1.1」を3月から提供する。価格はオープンプライス。

 SoftEther CAは、SoftEther VPN技術をもとに、電子証明書システムを導入するなどセキュリティ機能を高めた商用版。フリーウェアの「SoftEther」と比べてユーザー管理機能が強化されている。

 最新版のSoftEther CA 1.1では、クライアント側の機能として各種認証デバイスに対応した。暗号トークンに関するインターフェイスの規格である「Public Key Cryptography Standard(PKCS)#11」に準拠したデバイスであれば利用可能で、対応するUSBキーやICカードの電子証明書で本人確認ができるようになった。また、ブリッジ経由で接続する機器をMACアドレス別に制限する機能も追加されている。

 サーバー側の機能としては、任意のPCに対してサーバーへの接続を予約する機能や、一定時間通信が行なわれていないブリッジ接続経由のPCを自動的に遮断する機能などの管理機能を追加。このほか、1台のサーバーで同一LAN内に複数の仮想ネットワークを構築する「ゾーンインターフェイス」機能などを追加した。なお、ゾーンインターフェイスはWindows版サーバーでは利用できない。

 三菱マテリアルでは、現在ソフトイーサが開発中の次期バージョン「SoftEther VPN 2.0」の新機能を盛り込み、さらに現在両社で開発中の機能を加えた「SoftEther CA 2.0」を今夏以降に販売開始する予定としている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.mmc.co.jp/japanese/corporate/news/news20050124.html

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( 鷹木 創 )
2005/01/24 18:38

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