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「Gmail」で“招待状”の割り当て数が一気に50件に増えた謎


 米Googleが運営している1GBの無料Webメールサービス「Gmail」で、ユーザーが知人を招待できる“インバイト(招待状)”の割り当て数が50件にまで増えたことがさまざまな憶測を呼んでいる。

 Gmailは2004年4月にベータ版が公開され、それ以降も機能を拡張して運用されている。ただし利用するには、実際にGmailを利用している知人などから招待メールを送ってもらい、それに従って登録する方法しか用意されていない。これまでGmailは、このソーシャルネットワークサービスのような“口コミ”の手法でユーザー数を増やしてきた。

 Gmailのアカウントを取得すると、状況によって増減があるものの、これまでは1アカウントあたり4件か、多くても1桁の数しかインバイトが割り当てられていなかった。しかし今週に入って、それが一気に50件に増えた。

 Gmailの現在のユーザー数と1アカウントあたり50件というインバイト数を考えると、Gmailを利用したいと考えている人のほとんどがGmailを利用できるなるだろうと見る人もいる。また、長い間安定して運用し続けているものの未だにベータテスト中であることから、Gmailが正式サービスを開始するのではないかという憶測もある。しかしGoogleに関して言えば、質の高いサービスでありながらベータテスト中のままとなっているのはGmailに限ったことではない。この憶測を補強する証拠は現在のところ何もないのが現状である。

 この件についてGoogleの広報では「残念ながら現時点で我々の製品のスケジュールについて公開することはできない」とコメントしており、これ以上の公式な情報を得ることは難しそうだ。しかし、インバイトの割り当て数が増えたことで実際に招待メールを受け取る人も増えるものと思われる。この時期に試しにGmailを使ってみるのも一興だろう。なお、Gmailのユーザーインターフェイスは英語で提供されているが、本文などで日本語を利用することは可能だ。


関連情報

URL
  Gmail(英文)
  http://gmail.google.com/

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/02/10 12:17

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