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「Google Print」のインターフェイス
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米Googleは27日、多くの英語の書籍内容について全文検索を行なえるサーチエンジン「Google Print」をひっそりと公開した。
Google Printのサービス自体は2004年秋以来Googleの検索内容に含まれており、検索キーワードが含まれる書籍がある場合には検索結果の中にGoogle Printのページもリストアップされるようになっていた。しかし今回公開されたのは、書籍内容に限定して検索できるサーチエンジンだ。必要な情報が含まれる洋書を探す際に重宝するだろう。
Google Printでは、出版社が自社の書籍を提供し、Googleがその内容をインデックスしている。表示されるページ数は出版社との契約によって限定されており、同じユーザーが30日を超えて利用することはできない。また、ブラウザを使って印刷することもできないように設定されている。しかしGoogle Printは、Amazon.comやBarnesandnoble.comなどのオンライン書店にリンクしており、検索結果から直接書籍を購入しに行くことが可能だ。出版社はこのことによって利益を得ることができる。
なお、現時点でGoogle Printは英語でしか検索できないようだ。また、かなりの数の英語書籍が検索対象となっているようだが、Google Printに含まれている書籍点数は公開されていない。
今のところGoogle Printで用意されている検索機能は非常に限定されており、著者や出版社を限定して検索することさえできない。27日の公開時点ではGoogleの一サービスとしてひっそりと掲示されただけのため、今後新たな検索インターフェイスが提供される可能性もある。
関連情報
■URL
Google Print(英文)
http://print.google.com/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/05/30 12:06
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