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ブロードバンドの世帯カバー率がほぼ100%なのは富山、三重、大阪

その一方で全国の345万世帯が未だ“ブロードバンド・ゼロ地域”に

 ブロードバンドの整備状況において、都道府県ごとに格差が見られることが、総務省のまとめたデータでわかった。ブロードバンドサービスの世帯カバー率がほぼ100%に達する地域がある一方で、80%以下に止まる地域も存在している。

 このデータは、「全国均衡のあるブロードバンド基盤の整備に関する研究会」が5月末に報告書案とりまとめた「次世代ブロードバンド構想2010」の中で示されたもの。これによると、2005年3月末時点で神奈川県、大阪府、兵庫県など11府県下において、全市町村でFTTH、ADSL、CATVインターネット、FWAなどのうちいずれかのブロードバンドサービスが提供されている。一方、奈良県と沖縄県ではブロードバンドサービスがまったく利用できない市町村が20%以上残されている。

 特にFTTHについては、大阪府で全市町村で利用可能、神奈川県で37市町村のうち36市町村で利用可能なのに対して、新潟県や高知県などでは利用可能な市町村が10%程度に止まっている。なお、ブロードバンドサービスをまったく利用できない“ブロードバンド・ゼロ市町村”は全国で207市町村あった。

 一方、ブロードバンドが提供済みとされている市町村の中でも、実際には加入可能な世帯が一部地域に限られる場合もある。加入可能な世帯数を町丁目単位で積算したデータからは、富山県、三重県、大阪府でブロードバンドの世帯カバー率がほぼ100%に達したことがわかった。これに対して、岩手県と鹿児島県は80%以下に止まっている。全国では、世帯カバー率ベースで見た“ブロードバンド・ゼロ地域”の世帯数は345万世帯に達する。

 報告書案では、地域住民らによるブロードバンドの誘致活動についての調査結果もとりまとめている。2005年3月時点で、誘致活動を行なった(行なっている)地域は市町村単位で309地域あり、全国2,418市町村のうち約13%の市町村において誘致活動が行なわれたことになるとしている。このうち実際に誘致できたのは197地域で、誘致活動を行なった地域の約64%で実績を挙げたことになる。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050530_4.html

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( 永沢 茂 )
2005/06/13 11:53

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