トランスウエアは22日、ライブドアとノルウェーのOpera Softwareに対して、Operaの販売権を巡る一連の行為によりトランスウエアに損害を与えたとして、不法行為に基づく損害賠償および謝罪広告を求める訴訟を東京地方裁判所に提起したことを明らかにした。
Webブラウザ「Opera」の販売権を巡っては、2002年2月にトランスウエアがOpera Softwareとの間で独占販売契約を結び、日本国内での販売を行なっていたが、2004年5月にライブドアがOpera Softwareとの間でOperaの独占販売契約を締結し、以降はライブドアがOperaの国内販売を行なっている。
トランスウエアでは、Opera Softwareはトランスウエアとの契約終了の手続きを踏まずにライブドアとの独占販売契約を締結した上に、トランスウエアが管理していたOperaの販売用Webサイトをライブドアのサイトにリダイレクトさせてしまったため、トランスウエアは在庫品を販売できなくなったと主張。また、ライブドアとOpera Softwareはニュースリリースなどで、独占販売契約の締結はトランスウエアとの合意に基づくものであると主張しているが、そのような事実はなく、こうした一連の行動により多大な損害を被ったとしている。
トランスウエアでは、今回の訴訟により社会的信頼および損害の回復を求め、正当な主張をしていくとしている。
【追記 17:30】
今回の訴訟についてライブドアでは、「現時点では訴状を確認していないため、コメントは控えたい」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.transware.co.jp/pr/2005/06/22/
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( 三柳英樹 )
2005/06/22 15:45
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