米Googleは28日、サーチエンジンの新機能「Personalized Search」のベータテストを開始した。この機能は現在、同社の実験的技術を公開するページ「Google Labs」にも掲載されている。
Personalized Searchは、過去の検索履歴に基づいて将来の検索結果をより的確なものにパーソナライズするものだ。検索履歴をGoogleアカウントと結び付けて保存する必要があるため、利用には同アカウントをあらかじめ取得する必要がある。その上で、例えばGoogle LabsからPersonalized Search機能をオンにすると、それ以降に検索した内容が順次「Search History」として保存されていくことになる。
また、Googleが4月に公開した「My Search History」の利用者ならば、すでに検索結果が保存されているため、その内容に基づいて検索結果がパーソナライズドされることになる。
なお、パーソナライズされていない標準的な検索結果を得たい場合には、検索結果の画面上に表示される「Turn OFF」のリンクをクリックすることでいつでもPersonalized Search機能をオフできる。また、Personalized Search機能はGoogleアカウントと密接に連携しているため、例えば企業などで共有しているコンピュータで使用する際には検索履歴が他人に見られてしまう恐れがある。必ず使用後にはGoogleアカウントからサインアウトする必要があるだろう。
Personalized Searchの説明は英語で提供されているが、いったんログインすれば日本語の検索結果に対してもこの機能が適用される。最初のうちは検索結果にそれほど変化が生じないが、Googleでは使い込むにつれて検索結果の精度が向上していくと説明している。
関連情報
■URL
Personalized Search(英文)
http://www.google.com/psearch
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/06/29 13:59
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