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Gmailのサポート担当者募集中〜Gmail正式サービス開始の準備?


 米Googleが7月1日頃から、Gmailに関連する業務を担当する人材募集を行なっていることが明らかになった。GmailはGoogleが2004年4月1日に開始した1GBのメール保存容量を持つ無料のWebメールサービスで、サービス開始以来ベータ版のテストを続けている。

 今回の人材募集は、Googleが人材派遣会社「米ABE Services」を通して行なっているもので、米国内の複数の求人情報サイトに「Gmailコーディネーター」の職種名で募集しているものだ。この職種説明の文章の中でGoogleは「Googleの無料1000MBメールサービス、Gmailを開始するにあたり、サポートを手伝ってくれる人材を必要としています。熱意にあふれ、質の高いカスタマーサポートを提供することに打ち込んでくれる人材を求めています」と説明している。

 この文章はGoogleがGmailのサービス開始を明言していることが興味深い上に、これまで限定的にしか行なわれていなかったカスタマーサポート分野の要員を募集することはサービスが開始が近いとも受け取れる。

 このGmailコーディネーターが行なう仕事はいくつかあるが、まずGmailアカウントの要請に対してメールによるサポートを行なうこと、顧客からのフィードバックとサービスのパフォーマンスに関するフィードバックを監視して返答すること、技術的な問題のトラブルシューティングとバグレポートの編集、利用規約違反の報告を調査すること、Google社内のエンジニアと製品担当チームと協力して顧客の抱える問題を解決すること、Googleの有料質問解決サービス「Google Answers」やその他のチームで必要に応じて働くこと、となっている。


 Gmailは当初、招待状を受け取った人にしかアカウント発行をしておらず、その招待状の数もきわめて少なかった。しかし、2005年に入って招待状の制限は大きく緩和され、現在ではアカウント保持者1人当たり50通の招待状が定期的に補充されるようになっている。

 しかし、Gmailコーディネーターの職務内容で「アカウントの要請に対するメールサポート」が含まれていることから、GoogleがGmailの招待制度を廃止して、必要な人すべてにアカウントを提供するようになる可能性も考えられる。Gmailが広告モデルのサービスである以上、正式スタート時には招待制限を撤廃することは、ごく自然な成り行きだろう。

 開始当初はアカウント自体が希少だったGmailサービスも、2005年に入ってからは利用者数が大幅に増え、日本語を含む十数カ国語でサービスを行なうまでになった。また、2005年4月にはメール保存容量が2GBに増量され、2006年4月ごろには徐々に増加しているメール保存容量が3GBになることが予想されている。

 Gmailはメール文面に合わせて表示される広告が収入源となる広告モデルのサービスだ。Googleにとっても戦略的に大きな意味を持つサービスと見られており、いずれは正式サービスに移行することが予想される。今回の人材募集は、正式サービスに向けての準備段階とも読める。もっとも、Googleはベータ版におけるサポート業務を行なうだけという可能性もあり、正式サービス開始の正確な次期を読み取ることはできない。

 なお、米Google広報はこの件について「すでにGmailに関連して働いているGmailチームがある。我々は改良し、非英語圏に拡大していく中で支援してくれる人々を求めているだけだ」と説明している。


関連情報

URL
  Gmail Coordinatorの人材募集(英文)
  http://www.google.com/jobs/adops.html#gmail_coord

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/07/12 14:36

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