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高島屋、婦人靴売場の60,000足をICタグで管理


 NTTコムウェアは28日、同社のICタグ商品管理システムが高島屋に導入されたと発表した。高島屋の東京店、新宿店、横浜店の婦人靴売場で60,000足の靴を対象に運用を開始している。

 導入したシステムは、百貨店による入荷検品や棚調べ、接客中を含めた在庫確認のほか、店頭の専用端末を使用することで顧客自らが在庫を確認できるというもの。検品や棚調べなどのバックヤード業務は、靴箱に取り付けたICタグをハンディターミナルで読み取ることで行なう。店員が接客中、靴に取り付けたICタグをPDAで読み取って在庫確認する。

 在庫確認などで得た商品の履歴情報はバックヤードのPCに蓄積。リアルタイムに参照可能で、照会数に応じた人気度や注目度などの情報を商品化計画に活用できる。また、取引先の卸業者には、出荷検品や出荷情報作成機能を提供することで、効果的なサプライチェーンも構築できるという。

 百貨店の婦人靴売場では、在庫確認で顧客を長時間待たせたり、混雑時の対応遅延によって販売機会を損失することなどが課題だった。多品種少量商品を扱う百貨店では、欠品なく適正な数量を確保する「在庫管理の適正化」も大きな課題だ。

 高島屋では、これら販売機会損失の削減と在庫の適正化に向けて、ICタグによる商品管理が有効と判断。複数の店舗にまたがって在庫情報を共有することで、自社他店舗の在庫を照会し、在庫のないものについては翌日には取り寄せるといった顧客サービスの向上、店舗間の統合的な在庫管理による在庫の適正化の実現を目指す。

 NTTコムウェアでは、B2BサプライチェーンでのICタグシステム導入における今後の課題として、1)ICタグの価格、2)装着作業を軽減するICタグの形状工夫、3)ゲート型リーダなどの新ハード導入、4)UHF帯の活用、5)EDIやCPFRと連係した情報流通基盤の構築――を挙げている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nttcom.co.jp/news/pr05092801.html

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( 鷹木 創 )
2005/09/28 19:57

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