Mozilla Foundationは1日、Webブラウザ「Firefox」の次期リリース候補版「Firefox 1.5 RC1」を公開した。日本語版も公開されており、Windows版、Mac OS X版、Linux版がダウンロード可能。Mozilla Foundationでは、Firefox 1.5 RC1はテストを目的として公開したもので、通常のユーザーは正式版のFirefox 1.0.7を利用するよう呼びかけている。
Firefox 1.5 RC1では、製品のアップグレードを簡素化する自動更新システムを改良。更新通知がより目立つものになり、更新のためのダウンロードサイズがたいていの場合0.5MB以下になったとしている。このほか、戻る・進むボタンのパフォーマンス改善によるページ遷移の高速化、ドラッグ&ドロップによるタブの並べ替え、個人情報を簡単に消去できる機能など、新機能の追加や改良が施されている。
また、ユーザーがFirefox 1.0にインストールされている拡張機能やテーマについては、Firefox 1.5と互換性があることが確認されるまですべて無効化される。そのほか、一部の古いAdobe Acrobat ReaderプラグインでPDFを開いた場合にハングアップする問題など、Firefox 1.5 RC1で確認されている既知の問題がリリースノートに挙げられている。
関連情報
■URL
Firefoxのダウンロードページ(Mozilla Japan)
http://www.mozilla-japan.org/projects/firefox/
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( 三柳英樹 )
2005/11/02 20:22
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