米Googleの衛星地図ソフト「Google Earth」がマイナーバージョンアップし、新たに広告表示を開始したことがわかった。
Google Earthは11月4日にマイナーバージョンアップしたバージョン「3.0.0739」のダウンロードが開始されていたが、変更内容などは表立って公開されていなかった。その後、8日になって変更点が公式に公開され、その中でGoogleによる広告が一部で表示されるようになったことが明らかになった。
新バージョンで表示される広告は現時点で一部のユーザーしか見ることはなく、Google Earthにおける検索結果やレイヤーの種類によって関連付けられて表示されるという。
そのほかの改良点としては、有料版として販売されている「Google Earth Plus」でネットワークパフォーマンスが増加したこと、「Google Toolbar」(Internet Explorer版、Firefox版を含む)でGoogle Earthの検索機能が搭載されたことだ。また、Google Earthで表示される吹き出しの画像サイズが正確に表示されるようにバグが修正され、吹き出しの形状にも変更が加えられた。
Google Earthは、有料版のGoogle Earth Plusと「Google Earth Pro」以外は無料で配布、サービスが提供されているが、ここに広告を表示するようになったことでGoogle Earthのビジネスが大きな転換点に差し掛かっていることがうかがえる。
関連情報
■URL
Google Earth(英文)
http://earth.google.com/
バージョンアップによる変更点(英文)
http://bbs.keyhole.com/GoogleEarth-Beta-differences.txt
■関連記事
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/09 12:51
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