携帯電話に感染するコンピュータウイルスの種類が、初めて発見されて以来累計で100種類を突破したことが、F-Secureの発表により明らかになった。
最も多く亜種が発見されたウイルスはCabirで27種類、次いでSkullsの21種類だった。現時点では合計103種類の携帯電話ウイルスが発見されている。
今のところすべての携帯電話向けウイルスは趣味としてアマチュアが作成しており、より巧妙な犯罪組織が関わるような携帯電話ウイルスは発見されていない模様だ。しかし、最近の携帯電話ウイルスには若干巧妙な手口も散見されるようになってきている。
F-Secureは結論として、携帯電話ウイルスの現状は深刻ではないが、徐々に悪化していると指摘。携帯電話ウイルスから身を守るための方法として、ユーザーの教育、デバイスにウイルス対策ソフトを搭載すること、携帯電話事業者がウイルスのアウトブレイクを防ぐための積極的な方策をとることを挙げている。
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■URL
F-Secure公式ブログの該当記事(英文)
http://www.f-secure.com/weblog/#00000704
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/11/15 11:45
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