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平成電電の支援スポンサー、ドリームテクノロジーズに決定


 10月3日付けで民事再生法に基づく再生手続きの申し立てを行なった平成電電の支援スポンサーが、ドリームテクノロジーズに決定した。12月12日、ドリームテクノロジーズが発表した。

 ドリームテクノロジーズは、画像情報表示ソフト「ZOOMA」などを提供する企業。平成電電とは無線通信事業などですでに提携しており、2004年12月31日の時点ではドリームテクノロジーズの筆頭株主は平成電電だった。ドリームテクノロジーズでは「再生支援の詳細は引き続き協議中。決定次第公開する」としている。

 ドリームテクノロジーズの2005年12月期連結決算は売上高で197億6,100万円に達する見通しだが、当期純利益は213億600万円の赤字を計上する見込み。なお、同社では11月18日に第三者割当による新株発行を行なっており、村上世彰氏が率いるいわゆる“村上ファンド”の「MACバイアウト・ファンド第1号投資事業有限責任組合」と「MAC DT投資事業組合」があわせて31万3,873株(発行済み株式の約27%)を取得し、筆頭株主になっているという。


関連情報

URL
  ドリームテクノロジーズ
  http://www.dreamtechnologies.com/
  平成電電
  http://www.hdd.co.jp/

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( 鷹木 創 )
2005/12/12 14:06

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