トレンドマイクロは20日、セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター2006インターネットセキュリティ」のプログラムバージョン「14.1」の配布を開始した。ウイルスバスター2006のインストール後、iTunesを利用してファイルをエンコードする際にビットレートを変更できなくなる問題の改善などが行なわれている。
14.1は、ウイルスバスター2006になってから最初のアップデートとなる(従来はプログラムバージョン「14.0」)。ウイルスバスター2006(製品版、月額版、レンタル版)のユーザーであれば、トレンドマイクロのダウンロードサイトで配布しているサービスパックを適用することでアップデートできる。なお、ウイルスバスター2006のアップデート機能ではプログラムのアップデートは行なわれないので注意が必要だ。
今回のアップデートによる主な修正内容は、上記のiTunesに関する問題のほか、特定の環境においてフレッツ・スクウェア内の速度計測サイトが利用できなくなる問題、フィッシング対策ツールバーを有効にした場合にInternet Explorerのツールバーメニューの表示や動作がおかしくなる問題、ファイアウォール機能がインストールされた状態で一部のVPNソフトが使用できなくなったりWindows Meでブルースクリーンが発生する問題など11項目が含まれる。
なお、14.1で修正される項目のうち一部は、すでに配布している個別の修正モジュールによって対応済みだ。例えば、ファイアウォール機能の問題に関する修正モジュールが11月に配布されている。また、この修正モジュールを適用することで、iTunesに関する問題も改善されることが確認されていた。
ただし、14.1で初めて修正された項目もある。トレンドマイクロでは、ユーザーに対して14.1のサービスパックの適用を勧めている。
関連情報
■URL
プログラムバージョン14.1公開のお知らせ
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=739
iTunesに関する問題のトラブルシューティング
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionID=12367
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( 永沢 茂 )
2005/12/20 15:09
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