CSKシステムズは22日、2003年に西日本地区にて開催した同社主催イベントの案内送付先情報が「Winny」ネットワーク上に流出していることを発表した。法人286社、528名分の法人名称、部署名、役職名、氏名、法人住所、法人電話番号、法人FAX番号、メールアドレスが流出したという。
情報流出は、12月20日にCSKシステムズWebサイトの問い合わせ窓口宛に来たという匿名の連絡で判明。調査の結果、同社従業員の個人所有PCがウイルスに感染し、PC内に蓄積されていたイベントの案内送付先情報が流出していたことが、翌21日にわかった。なお、現在までに流出した情報の不正利用などは確認されていない。該当する顧客には、順次お詫びと事情説明を行なっている。
CSKシステムズによれば、この従業員は会社に無断で個人所有のPCに該当するデータを保存していた。同社では「個人情報を含めた業務に関わる情報の取扱いについては細心の注意を払っていたが、今回このような事象が発生したことを厳粛に受け止めている」とコメント。再発防止に向けて、個人情報の取扱い指導と管理者教育を徹底するという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.csk.com/systems/press/2005/20051222_1.html
■関連記事
・ NTT東日本東京支店、元社員のPCから法人顧客情報などがWinnyに流出(2005/12/19)
・ 原発の耐震資料がWinny上に流出、関西電力社員の個人PCがウイルス感染(2005/12/12)
( 鷹木 創 )
2005/12/22 15:03
- ページの先頭へ-
|