東京証券取引所(東証)は、マザーズに上場しているライブドアとライブドアマーケティングの株式を21日付で開示注意銘柄に指定した。一連のライブドアの騒動を受けてもので、報道されている疑惑について「十分な開示が行なわれていない」としている。
ライブドアとライブドアマーケティングでは、19日に「社内調査に関するお知らせ」、20日に「社内調査に関する経過報告」を公開していた。一方、東証は、報道されている違法な株式交換や株式分割、粉飾決算などの疑惑について、「十分な開示が行なわれているとは認められない」と指摘。「当該開示がなされるまでの間、当該開示がなされていないことを投資者に周知させる必要があると認めたため」ライブドアとライブドアマーケティングの株式を開示注意銘柄に指定した。
ライブドアとライブドアマーケティングでは23日、開示注意銘柄の指定を受けて「可能な限り、事実について開示しております」とのコメントを発表。今後も「可能な限り開示を行なってまいります」としている。
関連情報
■URL
東証のニュースリリース
http://www.tse.or.jp/news/200601/060120_h.html
ライブドアのニュースリリース(PDF)
http://disclose.finance.livedoor.com/pdf/2006/01/23/11170050_20060123.pdf
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( 鷹木 創 )
2006/01/23 11:59
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