コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は20日、同協会のサイトのURLにDDoS攻撃を仕掛けるウイルス「Antinny」に感染しているユーザーに対して再度注意喚起を行なうと発表した。
ACCSでは2005年1月、Antinnyの感染マシンからのDDoS攻撃を避けるため、サイトのURLを「www.accsjp.or.jp」から「www2.accsjp.or.jp」に暫定的に変更。また、旧URLに対して過度のアクセスを継続しているユーザーに対してはISPを通じて注意喚起を行なっていた。しかし、約1年を経過しても旧URLへの攻撃は続いているという。AntinnyはACCSのサイトへの攻撃だけでなく情報流出の問題もあることから、感染ユーザーに対して再び注意を喚起することにした。
注意喚起は、Telecom-ISAC Japanが支援し、Telecom-ISAC Japanの会員ISPの協力を得て行なう。Telecom-ISAC JapanはAntinnyの駆除を呼びかけるセキュリティ対策ポータルサイトも構築・運用するという。
関連情報
■URL
ACCSのニュースリリース
http://www2.accsjp.or.jp/topics/release_antinny.html
Telecom-ISAC Japanのニュースリリース
https://www.telecom-isac.jp/news/news20060220.html
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( 永沢 茂 )
2006/02/21 12:00
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