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米blinkx、検索しなくても関連コンテンツを表示してくれるソフト「Pico」


 米blinkxは7日、新しい情報入手方法を提案するソフトウェア「Pico」英語版の無料ダウンロード提供を開始した。残念ながら日本語コンテンツには対応していないが、“検索を全く意識させない検索”という新たな分野を開拓している意欲的なソフトウェアだ。

 Picoを利用すると、自分が閲覧しているコンテンツの内容に応じて、自動的に関連するコンテンツを見られるようになり、そのために自ら能動的な検索を行なう必要がない。

 Picoは1MB弱のソフトウェアで、これをインストールするとデスクトップに常駐し、Internet Explorer(IE)のウィンドウ枠にPicoのアイコンがいくつも表示される。アイコンはニュース、ブログ、ビデオ、Web、Wikipedia、イメージ、ショッピング、People(ソーシャルネットワークサイト「MySpace.com」を検索する)に分かれている。

 例えば今巷で話題になっている米Microsoftの「Origamiプロジェクト」の記事をIEで読んでいる場合、ニュースのアイコンをクリックすると、ウィンドウがポップアップしてPicoが勝手に検索したOrigamiプロジェクトに関連したニュースを一覧表示する。ブログやビデオなどのアイコンでも同様の結果が得られる。該当するコンテンツが見つからない場合はアイコンがグレーで表示される。

 Picoの特徴は、ユーザーが自ら検索語を考えなくてもバックグラウンドで自動的に検索してくれることだ。しかも絶えずコンテンツがアップデートされているため、情報の入手方法が変わることになる。blinkxのCTO兼創業者であるSuranga Chandratillake氏は「Picoは検索なしの検索の可能性そのものだ」とコメントしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.blinkx.com/press/2006/20060307.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/08 12:01

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