米Yahoo!は7日、4種類のWebサービスAPIを新たに公開する計画があることを明らかにした。
新たに公開するのは「Yahoo! Photos API」「Yahoo! Calendar API」「MyWeb 2.0 API」「Yahoo! Shopping API」。これらのAPIに関する詳細は今後、「Yahoo! Developer Network」のサイトを通じて公表するが、それぞれのサービスの仕組みを使ったWebアプリケーションを開発できるようになる。
特にYahoo! Shopping API群では商品を検索する仕組みを一層強化し、検索語と一致した商品だけでなく、そのサブカテゴリーを表示したり、ブランド名、商品仕様などから検索し直すことができるようにするなど大幅な機能強化が図られた。
それだけでなく、すでに開始されている限定的ベータテストでは、このAPIを使用したアプリケーションから発生した売上の一部を開発者に還元することにより、アフィリエイトに似た仕組みを提供している。これにより、地元の店だけを集めたショッピングモール、商品の推薦機能などを充実させたソーシャルネットワーク的ショッピングサイトなど、さまざまなショッピングアプリケーションを開発することで利益が得られることになる。
限定的ベータテストに現在招かれているのは、トラフィックが多く、かつ独自のコンテンツを保有しているサイトのみだが、将来的にはさらに多くの利用者に対して提供する考えだ。それまでの期間、Yahoo! Shopping APIは非商用利用であれば誰でも利用できるという。
このほかYahoo!では「Application Gallery」を新たに開設し、Yahoo!のさまざなサービスやAPIを使ってどのようなアプリケーションが開発されたのかを見つけやすくする予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://yhoo.client.shareholder.com/press/ReleaseDetail.cfm?ReleaseID=189562
Yahoo! Developer Network(英文)
http://developer.yahoo.net/
Yahoo Search Blogの該当記事(英文)
http://www.ysearchblog.com/archives/000261.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/08 12:51
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