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住友生命、米国子会社の取引先情報など約8,000件がWinny流出


 住友生命は8日、社員の私物PCがP2Pソフト「Winny」を介してウイルスに感染し、インターネット上に同社役職員や米国子会社の取引先担当者などの個人情報が流出したことを明らかにした。なお、保険契約などの顧客情報は含まれていないという。

 流出したのは、2000年4月および2001年4月時点における社内配属先リストで、役職員6,614名分の氏名、所属、役職など。このうち、所属の変更がなく現在も有効な個人情報は901件だという。このほか、米国子会社Sumitomo Life Realty,Inc.(SLR)が管理する取引先担当者1,326名分の氏名、会社名、住所、電話番号と、同社海外現地法人の従業員情報64名分もあわせて流出した。

 社員は1998年10月から2005年3月までSLRに出向しており、その間、業務関連情報を私物PCに保存して利用していた。住友生命では私物PCから業務関連情報を消去することを義務づけていたが、2005年4月に帰国した後もデータを消去せずに該当PCを使っていたところ、2006年2月19日頃ウイルスに感染したという。


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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.sumitomolife.co.jp/news/060308.pdf

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( 増田 覚 )
2006/03/08 21:22

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