日本郵政公社は8日、福岡県の嘉穂郵便局職員の私物PCがP2Pソフト「Winny」を介してウイルスに感染し、インターネット上に簡易保険加入者リストなど194件の個人情報が流出したことを明らかにした。
流出したのは、郵便貯金と簡易保険の集金一覧リスト116名分と簡易保険加入者リスト21名分で、住所、氏名、電話番号などが含まれている。このほか、郵便局職員57名の簡易保険契約数を記録した個人別営業成績なども流出した。
これらのデータは、1999年から2006年1月下旬にかけて、職員が自宅で作成したもの。職員は以前、若宮郵便局と小竹郵便局(ともに福岡県)に勤務しており、両局に在籍していた期間に作成したデータが流出した。職員の処分については検討中という。
日本郵政公社九州支社では、情報が流出した顧客を訪問するなどして、お詫びと説明を行なう。今後は、再発防止に向けて各郵便局に対して顧客情報の管理を徹底するとしている。
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ニュースリリース
http://www.japanpost.jp/pressrelease/s12/sonota/060308_12901.html
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( 増田 覚 )
2006/03/10 17:11
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