マイクロソフトは26日、4月の月例セキュリティ修正プログラム(パッチ)として公開した「MS06-015」の修正版を公開した。
これはMS06-015を適用すると、ヒューレット・パッカードの写真共有ソフト「Share-to-Web」の旧版や、NVIDIAのグラフィックカードドライバ(バージョン61.94以前)を使用している場合に、相性問題が発生する可能性があった問題を受けてのもの。修正版MS06-015ではレジストリを修正し、該当するソフトを「例外リスト」に加え、問題が発生しないようにした。
影響を受けるPCには自動的に配信される。なお、パッチそのものの機能としては変更がないため、現時点で相性問題が発生していない場合、修正版を適用する必要はない。
マイクロソフトでは「現時点で問題が確認できたのは、Share-to-WebとNVIDIAのグラフィックカードドライバの旧バージョンのみ。このほかのソフトで問題が発生した場合は随時対応する」としている。
関連情報
■URL
MS06-015
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms06-015.mspx
■関連記事
・ 「MS06-015」の相性問題を修正したパッチを25日にリリース(2006/04/21)
・ 「MS06-015」の相性問題、NVIDIAの古い「ForceWare」でも発生の恐れ(2006/04/19)
・ 4月の月例パッチ「MS06-013」適用で、キヤノンのプリンタ用ソフトに不具合(2006/04/17)
・ 「MS06-015」を適用すると、特定条件下で不具合(2006/04/17)
・ 4月のマイクロソフトセキュリティ更新を確認する(2006/04/13)
・ マイクロソフトの月例パッチ、複数あったIEの深刻な脆弱性に対応(2006/04/12)
( 鷹木 創 )
2006/04/26 12:10
- ページの先頭へ-
|