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動画配信の普及がハード選びにも影響を与える~日経リサーチ調査


 日経リサーチは10日、インターネット動画配信に関するユーザーの利用状況を調査した「インターネットテレビの視聴動向」を発表した。

 調査は、16~69歳の日経リサーチインターネットモニターを対象に行なわれ、期間は2006年6月16日~6月20日まで実施。有効回収数は1,092人。なお、今回対象にした動画配信サイトは、「GyaO」や「Yahoo!動画」などの25サイトとなっている。

 調査によると、1カ月以内の視聴状況について、全体の65.8%が「どれも見ていない」と回答したが、残り34.2%は視聴経験があることがわかった。動画視聴は、男性の10~20代、30代の利用者が多い。

 見ているサイトでは「GyaO」が23.4%でトップ。次いで「Yahoo動画」15.4%、「BIGLOBEストリーム」6.7%と続く。視聴するジャンルでは、「ニュース・報道」43.6%が最も多く、特に40代以降の男性視聴者では半数以上が視聴している。「アニメ・マンガ」は21.4%で、10~30代の視聴者が多い。また、若年層は「バラエティー」「音楽」「サッカー」「お笑い」、高年齢層は「映画」といったように世代でジャンルが分かれる傾向があるという。

 視聴者のネット利用時間帯を見ると、休日のプライムタイムに利用するユーザーが全体平均よりも高い。このほか視聴者の45.7%が、「パソコンのモニターは、画質のきれいさにこだわる」と回答した。

 今回の結果について日経リサーチは、「インターネットテレビはネットユーザーの3割に既に活用されており、ひとつのエンターテインメント・メディアとして育ちつつある。また、インターネットテレビの視聴が増えることで、パソコンなどハードの選定にも影響を与えることが予想される」と分析している。


関連情報

URL
  インターネットテレビの視聴動向
  http://www.nikkei-r.co.jp/column/back/20060710/20060710.html

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( 野津 誠 )
2006/07/10 12:42

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